夏に多い皮膚病

  伝染性膿痂疹 (とびひ) 虫刺され (虫刺症 刺咬症)
  日焼け
マダニ刺症
       
   伝染性膿痂疹 (とびひ)
 
皮膚の浅い部分の黄色ブドウ球菌もしくは溶血性連鎖球菌による細菌感染症です。黄色ブドウ球菌による場合は痒くて大きな水疱ができます。水疱の中には多くの菌がいますので、これが破れて他の皮膚につくとあちこち感染します。ちょうど火事の火が離れた家に飛んで燃え移るのと同じようなので「飛火」と書きます。溶血性連鎖球菌による場合は痂皮(かさぶた)をつくり痛くて、発熱・咽頭痛(のどいた)・リンパ節腫脹などの全身症状を伴う場合が多いようです。この場合は連鎖球菌による腎障害に注意しなくてはなりません。治療はどんなに症状が小さくても抗生物質を内服し、痒い場合は抗ヒスタミン剤を併せて飲みます。特に溶血性連鎖球菌による場合は皮膚の症状がなくなってもペニシリンなどを10日間内服する必要があります。患部は抗生物質を塗布して必ずガーゼで覆います。バスタブ入浴はしてはいけません、石鹸を使いシャワー入浴にします。薬用石鹸は使わないように。きちんと治療すれば大体1週間以内に治ります。患部を覆っていれば登校登園はかまいません。プールは治癒するまでお休みです。
もうひとつ、とびひはアトピー性皮膚炎や虫刺され、かすり傷(擦過傷)など皮膚に湿疹や傷がある状態で発生しやすいのです。アトピー性皮膚炎や虫刺されの治療をきちんとしましょう。

  皮膚科学会 皮膚科Q&A とびひ
   

   虫刺され (虫刺症 刺咬症)
 
虫刺されは日常生活でよく経験します。みなさんはまずどんな虫に刺されたのかお知りになりたいわけですが、原因虫を確定できないことが実際は多いのです。その理由は個々の虫に特徴のある症状が少なく、しかも反応の個人差が大きいためです。つまり刺された直後に痒みと皮膚症状が出る場合や刺されて2-3日して痒み・紅斑・丘疹が出る場合などかなり個人差があります。同じ虫でも反応が強い人では水疱ができますが、紅色丘疹(赤いぶつぶつ)しかできない人もいます。
虫刺されは、大雑把な分け方をすると「痒い場合」と「痛い場合」に大別されます。
痛い場合は毒棘をもつイラガ類(イラガ、ヒロヘリアオイラー刺されると電気に触れたように感じるので電気虫とも呼ばれます)の幼虫による毛虫皮膚炎、アオバアリガタハネカクシによる線状皮膚炎(この皮膚症状は特徴的)、ミツバチ・スズメバチ・アシナガバチによるハチ刺症、トビズムカデによるムカデ咬症の場合だけです。
痒い場合はヒトスジシマカ・アカイエカによるカ刺症、ネコノミによるノミ刺症、イエダニによるダニ刺症、毒針毛をもつドクガ類(ドクガ・チャドクガ・モンシロドクガ)、カレハガ類(マツカレハ、ヤマダカレハ)による毛虫皮膚炎、ブユ(ブヨ・ブト)によるブユ刺症です。   
治療は刺した虫が特定できなくとも、基本的にはステロイド外用剤の塗布と抗ヒスタミン剤の内服です。毒針毛の場合はこれを取り除きます。また二次感染を生じた場合はその治療を加えます。もうひとつハチ刺症のときのアンモニア使用は迷信で無効です。

  皮膚科学会 皮膚科Q&A 虫さされ
     


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